2022年6月13日、中日ドラゴンズの根尾昂選手が投手転向すると報道されました。
なぜ?と野球ファンの間に衝撃が走ったニュースですね。
スポーツ誌上では連日激論が繰り広げられています。
ネットを見ていると、投手転向までの流れが迷走しすぎてかわいそうという声が多く見られました。
気になったのでまとめてみました!
根尾昂の投手転向までの流れ

大阪桐蔭高校時代は外野手、ショート、投手で甲子園に出場していた根尾昂選手。
2018年のドラフト会議で4球団から1位指名を受け、中日ドラゴンズに入団します。
入団後は野手として選手登録され、年々出場機会を増やしていました。
2022年シーズンの根尾選手は、
- シーズン前は野手一本
- 4月にショート再挑戦
- 5月に投手としてプロ初登板
- 6月に投手転向
このようにポジションが変わっています。
2022年シーズンの根尾昂選手の起用法を順に見ていきましょう。
シーズン前「外野一本で勝負」

新指揮官は「根尾を外野一本で勝負させます。打てればレギュラーとして考えますし。内野もうまくなっているが、外野で勝負した方が肩であったりがいきる。中途半端になってはいけない」。秋季キャンプ最終日のお昼に背番号7へ伝えたことを明かした。
スポーツ報知
2021年の秋季キャンプでの立浪新監督の言葉です。
2022年シーズンは外野手に専念し、特に打撃に力を入れる方針だったようですね。
中日根尾昂内野手、石川昂弥内野手が28日からの沖縄合同自主トレのため大島、大野雄ら一部選手とともに沖縄入りした。2年連続で1軍キャンプ発進の根尾は、「外野1本でレギュラー取ります」と宣言。
日刊スポーツ
2022年1月のキャンプイン時の根尾昂選手のインタビュー記事です。
本人も外野でレギュラーを取る意気込みでシーズンに向けて準備していたみたいですね。
4/21「チャンスがあるからショート」

中日の立浪和義監督(52)が21日、根尾昂外野手(22)をショートに再コンバートする意向を明かした。理由については「外野手がたくさんいるので今はチャンスがない。京田にライバルらしいライバルもいないのでね」などと説明。
中日スポーツ
シーズン開幕1ヶ月の4月21日、立浪監督は根尾昂選手のショート再コンバートを明言します。
複数の記事から理由をまとめると、
- ショートのレギュラー京田選手が開幕から打撃不調
- キャンプの段階では守備力で京田選手に敵わないため外野でチャンスを与えた
- 根尾選手は外野でレギュラーを取れるほど打てていない
- 根尾選手本人もショートをやりたいと言っている
レギュラーを取るには打力が足りないため、守備で勝負しようという方針のようです。
「守っていてやっぱりいいなと思いました。外野にも少しずつ慣れてきたというのもありますけど、やっぱりショートはいいなと思いました」
中日スポーツ
プロ入り時にはショートへのこだわりを語っていた根尾昂選手。
再コンバート後は前向きに練習に取り組んでいたようです。
チーム事情でポジションを変えられているようにも見えますね。
5/8プロ初登板(二軍)

「2番・遊撃」で出場した中日の根尾昂選手が9回からマウンドへ。大阪桐蔭高時代にも立ったマウンドで、150キロを記録した投球がSNSでも話題に。
中日スポーツ
5月8日の二軍戦にショートで出場した根尾昂選手。
9回に5番手の投手として登板しました。
根尾くん プロ初の二刀流を披露 pic.twitter.com/nsizkua4b0
— ドアラ子先生 (@dolako333) May 8, 2022
球速は150km/hを計測。
甲子園でピッチャー根尾😍
— 氣❤️栄光の3 好きすぎる😍 (@kabakabamegami) May 8, 2022
それまで野手で出場してて150キロには
恐れ入った😱
二刀流……
根尾くんなら出来そうな予感( ˇωˇ )
根尾くんのピッチャー動画見た😳
— なつD (@natsu_721721) May 8, 2022
ナイピ👏😃✨️
ネットでは賛否両論でしたが、二刀流を期待する声も見られました。
「もう、最高ですよね。シンプルに嬉しかったです。懐かしかったですし、ファンの人も入ってたので。うれしかったです」
デイリー
試合後の根尾昂選手のインタビューです。
登板したのが甲子園ということもあり、本人も投手での出場を楽しんでいたようです。
5/21プロ初登板(一軍)

中日の根尾昂外野手が21日、マツダスタジアムでの広島10回戦の八回にプロ初登板を果たした。1回を打者4人に投げ、15球で1安打無失点。最速は150キロをマークし「四回が終わって監督に(登板を)言われた。抑えられてうれしい」とほっとした様子だった。
日本経済新聞
5月21日の広島戦でプロ初登板を果たした根尾昂選手。
1-10と大差で負けていた敗戦処理という役割ですが、1回を無失点。
球速は二軍戦の時と同じく150km/hを計測しました。
おはようございます!
— すいかちゃん✨ (@suikatan0526) May 21, 2022
今日も全力応援✊
根尾くん、かっこいいねー🤩
サンデーLIVE pic.twitter.com/HHOIdIcQYO
根尾選手、いや今日は根尾投手か!?
— e☆島のぱすた (@iihoshijima) May 21, 2022
150キロって…しかも無失点で1イニングを抑えてるじゃないですか!
凄い…#ドラゴンズ#中日ドラゴンズ#根尾昂
中日の根尾君、1軍で二刀流で頑張ったのね。根尾君は確かお勉強と野球でも文武両道でよくできる男の子。甲子園でも投打で活躍してた記憶が・・。益々のご活躍を!
— ぐり (@CaaaaKiiii) May 21, 2022
これには野球ファン大盛り上がり!
立浪監督は「昨日も投手が多く投げ、最後に1人足りなかったので投げさせた。まだ真っすぐとスライダーだけ。簡単に四球を出さなかった。ストライクを投げられるだけでも。こういう展開で投げることはあるかもしれない」と“投手根尾”の再登板を示唆した。
指揮官は「根尾を生かしていかないといけない。今年1年で根尾のことは考えながらやっていきたい」と続けた。
日刊スポーツ
この試合では試合展開による緊急登板だったようですが、今後もあるかもと思わせる内容だったみたいです。
「点差もあったし思い切って投げられた。懐かしかったし、ファンの人も入っていたのでうれしかった」などと話していた。
スポニチ
根尾昂選手のコメントです。
投手出場を楽しんでいるように見えますね。
6/5「投手をやるのであれば将来的には先発」

今季2試合に救援で登板している根尾の起用法について問われ「ようやく中継ぎは2試合ですけど、投手をやるのであれば将来的には先発ということは思っている」と話した。
日刊スポーツ
6月5日の立浪監督のコメントです。
中継ぎでの登板だった根尾昂選手ですが、将来的には先発をやらせたいと構想を語りました。
立浪監督は根尾について「ショートは本当に、あと少し守備が上達すれば全然打てなくてもいい。外野守備は素晴らしいものがある。本人にも『打てば使う』と言ってある」と話していた。要するに、根尾は外野も遊撃も、指揮官が求める水準に届いていないのだ。
日刊ゲンダイ
打撃と守備は立浪監督が求めるレベルに達していないという評価のようです。
高校時代から野手と投手を器用にこなしてきた根尾昂選手。
野手では起用が難しいから投手でということなんでしょうか?
「以前、片岡二軍監督が自身のYoutubeチャンネルで、『根尾のピッチャーというのは立浪監督が就任した時から話していた』と明かしていたでしょう。あれは嘘でも何でもない。立浪監督もまだ根尾の野手起用を諦めたわけではないが、プロ4年目の今季も成長があまり見えない。キャンプでブルペン入りさせたのは、話題作りや気分転換ではなく本気で投手転向を検討し始めたからです」(中日OB)
日刊ゲンダイ
根尾昂選手の投手起用については監督就任時から考えていたようですね。
根尾昂選手本人の意向はどうなんでしょうか?
登板後のインタビューでは楽しかったと言ってますが、気になりますよね。
6/13「投手転向」
NHK ニュース845
— サリエル@竜党6/10札幌ドーム (@takuya2se) June 13, 2022
根尾昂選手投手転向へ
関係者が明かしたとの報道。
今後、投手登録へとも😥 pic.twitter.com/Ys0isAav9n
中日根尾昂外野手(22)が、本格的に投手に挑戦することが決まった。13日、立浪和義監督(52)がリーグ戦再開に合わせて、外野手から投手登録に変更することを明かした。
日刊スポーツ
6月13日には投手転向が正式に発表されました。
根尾君…
— 月詠 (@tsukuyo0209) June 13, 2022
もうなんていうか…
ショート一本、投手の未練ないと覚悟を決めて縁あって中日に入団してくれたのに、引退から12年も外で遊んでた新人監督に外野にされ、ショート再コンバートと言われ、特に使われることなく投手転向って…
こんな酷い扱いプロ野球で聞いたことない。
出場増やす為にファームで遊撃やらせて、打つ方で結果出して上がってきたのに、一軍で遊撃としてスタメン0
— 赤味噌 (@Akamiso97) June 13, 2022
機会を与えた結果ならともかく、それが少ないままいきなり投手となってしまったのが問題かな
今年の根尾は打撃掴みかけてたのよね
「打てば使う」発言の後二軍で根尾史上一番いい形で打って一軍に上がったら、そんなに出番も与えずに周平にショートまでさせといて「根尾は守備が…」
— たつひさ (@dra_sox) June 13, 2022
挙句の果てにまさかのシーズン途中に投手転向
どっちの可能性もあっていいと思ってるけど今年のこれまでの過程は本当に納得がいかない
野手をもうちょっとやらせてあげればという意見もありました。
勘違いしないで欲しいけど、俺含め中日ファンは誰も投手根尾の才能は疑ってない。
— グルテンちゃん (@flour_cd) June 13, 2022
ここまで方針ブレまくりの首脳陣と、投手育成の土壌があるとはとても言えない中日の環境、野手を諦めさせるまでの過程、投手が苦しい現状をみて決めてそうな所
様々な要因のせいで根尾の将来を任せられる信用が皆無。
根尾くんがもう野手で出来る事全部やりきりました、それでも結果が残せないので投手挑戦させてくださいって言って投手転向なら全力で応援するけどそうじゃないのが分かりきってるから腹が立つ
— まえ1号 (@mae1go_dragons) June 9, 2022
根尾自身の意思以外全く興味湧かないわね。適性とか、説得された、とかでは無く。医者でもなくスキーヤーでもなく野球を選んで来たのだから、そこには本人のビジョンがあったはず。誰もが希望通りに行かない事は分かりきった上で、入団時に遊撃手を希望した彼が今何を希望してるのか。そこだけが重要
— ARA (@arai_san_28) June 13, 2022
根尾昂選手の起用方針に納得いかないという意見も多数見られます。
経緯をまとめてきましたが、チーム事情も大きく影響しているように見えますよね。
ドラゴンズ根尾選手
— ゆうのす (@YS758) June 15, 2022
【野手から投手へ転向】
「野手から投手になった例はないとは聞いているんですけれど、まぁ、僕は僕なので」
東海t ニュースOne pic.twitter.com/zuN47H0gkW
根尾昂選手本人は前向きに投手でやっていこうとコメントしています。
今後の活躍に期待したいですね!
【なぜ】根尾昂はかわいそう?迷走しすぎな投手転向までの流れまとめ!
今回は中日ドラゴンズの根尾昂選手の投手転向までの流れをまとめました。
シーズン中にポジションが何回も変わって調整が大変だったと思います。
投手でやっていくと決めたなら応援したいですね。
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